上 海
あの時、二晩続けてお店に行くと、お店の人はもっと親切になって、丁寧にオーダーを取ってくれました。 私が外人だとわかって、厨房の人も、お客さんも、私に注目しています。私はちょっぴり気恥ずかしく感じながら、熱々のスープをすすっていました。
「美味しかった?またきてね。」
可愛いお姉さんが言いました。
みんな、どうして、私が帰ってくるまで待っていてくれなかったんだろう?
私は、隣のお店に入って、焼き饅頭とわんたんを注文しながら考えるのでした。
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