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その日、私達はクラビからピピ島へ向かうボートの中にいました。
空は薄曇り、細かい雨が、海を少し荒っぽくみせています。
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島に降りてから宿を探す途中、きれいな海に行きありました。外国人が数人、のんびり水浴びしています。
海に入ろう!
私は、木陰を探すと、そそくさと水着に着替えました。
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遊び終わり、砂にあがって、バックパックに目がいくと、
二人は、自分たちが宿を探す途中だった、ということに気づきました。
その時、すでに、多くの部屋はふさがっています。この島の他の場所に行くしかありません。
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それで、私達は、へんてこな道を進みました。
トムソーヤの冒険みたいです。
思わず、「トムー!」、「ハック!」と呼び合います。
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そして、遂に、建物のあるところに出てきました。ここはとても静かで、時の流れはさらに緩やかです。
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その晩、私は数匹の鮫に出会いました。
彼はとっても不満そうな顔をしています。
人間に捕まるまで、彼には薔薇色の人生があったはずなのに、けれど、今、こうやって食堂の表に、きれいに並べられています。
私達は彼を食べて、うーん、おいしい!と言うのでしょう。
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