福建
厦門
「これも何かの縁なのよ。また厦門に来て、きっとこの旅館に泊まってね。」
おばさんはそう言うと、林檎を二つ袋に詰めて、どこからか真紅の包みを持ってきて、一緒にしました。そして私にくれました。
「電車の中でお上がりなさいね。」
旅館の前でおばさん達と別れると、友達が厦門駅まで送ってくれました。
駅を出てからしばらくして、その紅い包みを開けてみると、中華おこしが出てきました。勿体なくて、すぐにはいただけませんでした。
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