インドで出会った人々
May, 2014
/ インド ニューデリー&ジャイプール Delhi&Jaipor /ニューデリーで
15年程前にバングラディッシュ人のお友達ができてから、 インドカレーの虜になり、いつか本場のカレーを食べまくってみたいと思っていました。
インドビザ書き直しの煩雑さにもめげず、上海経由でデリーの空港に着陸したときにはなんというか、 感慨深いものがありました。
空港で夜を明かし、ニューデリーまで電車で運ばれました。駅周辺は人でいっぱいです。 滞在が3日間と厳しいので、すぐにも郊外行きチケットを買わなくてはならないのですが、 疲れ果てていたので、先に宿を探すことにしました。
駅周辺はどこも満室だったので、メインストリートの中ほどにそこそこの部屋をとることにしました。
ぼったくりおじさん
一旦部屋を出て美味しいカレー屋さんを探してあるいていると、一人の男が話しかけてきます。
私は男にツーリストオフィスに案内されました。
オフィスのおじさんは、
「君はどうして前もって電車を予約しないの?日本人はみんなやっていることだよ」
と、非難口調で語ります。
「仕方ないから君がアグラとジャイプールに行くツアーをつくってあげる」
そういって、3万円のツアーを組み立てていきました。
「3万円!東京-デリー往復航空券の基本料金とそう変わらないんだけど」
そう考えて、このぼったくりおじさんから逃亡することにしました。
結局、別のオフィスで1万円くらいのジャイプール往復と中級ホテルのセットを購入しました。 それでも十分ぼったくり価格ですが、時間もないので諦めることにします。(政府系、公認などといっても堂々とぼるので気を付けてくださいね)
ジャイプールの人々
ジャイプールは青い空とピンク色の建物のコントラストが鮮やかでステキな街でした。 商売人以外の人々は皆フレンドリーです。女の子はとても優しくて美人で、風に舞うサリーの色彩は今でも鮮明な印象を残しています。
ただ、東アジアの情緒とは異なり、自分の話したいことだけを30分も話し続ける人もいました。 印中関係もあるのか、私を中国人と見て怒り続ける人もいました。
そういう悪印象を払拭してくれたのが、宿泊したホテルのフロントマンでした。朝5時台にチェックアウトしなければならないのに、キッチンのスタッフを起こして朝食を用意してくれました。 そして、彼はチップも受け取らなかったのです。
私は、インドをもう一度信じようと思い直しました。
それにしても、一番想定外だったのは暑さで食欲が減ったということです。 結局、ベジタブルカレーしか口にできませんでした。マトン&チキンカレーのお店が見つからなかったんです。
デリー インドの首都。ニューデリーとオールドデリーに分かれている。
ジャイプール ラージャスターン州の州都。城壁をめぐらせた旧市街の建物は淡紅色に塗られており、ピンクシティとも呼ばれている。 。