15.蒲原 - 中世の佇まいを今に残すコリドー
東海道五十三次 / 日本橋 - 21次 岡部宿 / / 2009-2014
蒲原宿
蒲原宿に到着して初めて目にするのは民家のエントランスにある一里塚と、常夜燈です。常夜燈の近くに蒲原の街の紹介が出ていたので見てみます。
蒲原は、それほど長くない通りに昔の建物が点在していて、ぶらぶら歩きにちょうどいい宿です。
旅籠「和泉屋」(鈴木家)
当家は、江戸時代「和泉屋」という上旅籠でした。天保年間(1830-44) の建物で、安政の大地震でも倒壊を免れました。
今に残る二階の櫛形の手すりや看板掛け、柱から突き出た腕木などに江戸時代の上旅籠の面影を見ることができます。
弘化2年(1845)の「蒲原宿商売調帳」に、「和泉屋間口間数六・一」とあり、現在は鈴木家四・一間、お休み処二間の二軒に仕切られています。
静岡市
民家の軒先では袋詰めされたミカンが売っていました。あまりにも美味しそうだったので、私は200円をクマさんの貯金箱に入れて一袋いただくことにしました。
早速食べてみます。一房一房に果汁がたっぷりつまっていて、甘くて美味しい!袋には大ぶりのみかんが8個も入っていました。これでビタミン補給はバッチリです。中世の旅人たちもミカンを口にしてほっと一息ついたのでしょうか。
蒲原宿には旧家や本陣など見所が満載ですが、お正月休みとあって、皆さんお休みしていました。