21.岡部 - 宇津ノ谷峠で自然と戯れる
東海道五十三次 / 日本橋 - 21次 岡部宿 / / 2009-2014
岡部宿から宇津ノ谷峠へ
今日のメインイベント宇津ノ谷峠越えです。昔の在原業平の時代の道「つたの細道」を行くか「東海道」を行くかで迷いましたが、やはり東海道に進むことにします。
峠の道は舗装されているのでそれほど難所ではありません。入り口と出口には国道の道の駅があり、「しずおかおでん」で有名な天神屋のお惣菜をまたもや食べられるようです。
歩いて行く途中、明治のトンネルと言うところに出ました。明治のトンネル?明治といったら、東海道ではないのではないか?私はまた間違えたのかと不安になりましたが、ほかに道はなく先に行くしかないので、そのまま進むことにしました。
トンネルを出たところで大体間違えていないような気もして、さらに先に進みます。
江戸時代はさらに自然が多く、夜は闇の中で寂しいところだったんでしょう。夜明け前に出発し、日暮れ前に宿泊先の木賃宿に着くようにしていた当時の人たちの気持ちを実感しました。こうして野山を歩いて次の宿にたどり着いたら、そこはとても賑わってるように感じたことでしょう。
宇津ノ谷は美しいところで木々からこぼれる陽の光に癒されるばかりです。看板がでていた蕎麦屋さんに寄れたらいいのにな。などと思いながら岡部宿に到着しました。
弥次さん喜多さんも泊まったところです。平安時代からの宿で、1843年には2,322にも人口がいました。
有形文化財の旅籠柏屋さんも今日は閉店ですここは資料館になっています。岡部宿には東海道400年祭に作られたと思われる、当時の屋号を掲げる表札がたくさん出ていました。