36.赤坂 - 江戸の面影を残す町並み
東海道五十三次 / 22次 藤枝宿 - 41次 宮宿 / / 2009-2014
赤坂から藤川へ
松並木を過ぎるとすぐに赤坂宿に着いてしまいました。1.7キロほどしかないのです。赤坂宿はこじんまりとした宿で、本陣跡や高札場に旅籠大橋屋があるほかは、昔ながらの町並みを見て江戸風情を楽しみました。
旅籠 大橋屋
豊川市指定建造物 昭和五十二年三月一日本陣・脇本陣以外の武士や庶民などの宿泊施設を旅籠屋(はたごや)という。享保十八年(一七三三)の赤坂宿は、町裏を合わせて家敷四百軒のうち、八十三軒が旅籠屋であった。
大橋屋は、旧屋号を鯉屋といい、正徳六年(一七一六)の建築といわれる。赤坂宿の旅籠屋の中では、大旅館に属し、間口九間、奥行二十三間ほどであった。入り口の見世間・階段・二階の部屋は往時の様子を留める。
豊川市教育委員会
高札場の定は、読めば読む程おもしろいのでした。
一、火を付ける者を見付バ、これを捕へ早々申出べし見のかしにすべからざる事
一、あやしきものあらバ、せんさくをとけて、早々御代官地頭へ召連れくるべき事
一、いつわりをなし又は無理をいひ惣て人の外になるべき事をすべからざる事