45.庄野 - 畑の中に続く旧道
東海道五十三次 / 42次 桑名宿 - 三条大橋 / / 2009-2014
石薬師を出ると畑が広がっていました。庄野宿をめざします。最初に見たのは本陣跡の石碑です。
東庄野宿本陣跡
庄野宿は東海道五十三次の四十五番の宿場で寛永元年(1624)に設置された。本陣は沢田家で間口十四間一尺、奥行二十一間一尺、面積二百二十九坪七合畳数百九十七畳半板敷四十四畳半あった
百九十七畳の畳……。畳屋さんが忙しかったわけです。庄野は本陣、脇本陣各一、旅籠十五軒で、五十三ある宿場のうち最も遅くできた宿なんだそうです。
庄野宿資料館はとっておきの見どころのようでした。高札場に掲げられていた人馬賃銭の規定や人倫の奨励、その他禁制など、当時の実物五枚が展示されているといいます。また、江戸時代後期の助郷人馬の割当てが多くなった村人が疲弊し、減免陳情をした控えも保管されているそうです。
庄野は旧い家屋が多く、軒先の作りや生け垣の立て板など、昔のエクステリアデザインの美しさに思わず見入ってしまいました。